毎週月曜日にお届けしているかわいい息子くんのポケ活記録！
初めてのジム戦に挑んだ、というかジムがあることに気づいた息子くん
ジム管理人のみなさんにぜひよんでほしい！

前回までのお話はこちらの記事を参照ください！






タマタマをナッシーへ進化させる事に成功した息子。
もうね。
毎日眺めてますよ。
眺めていても、強くなるわけでも、首が長くなる訳でも無いんですけどね。

いつまで見ているんだろう？
このまま永遠に見続けるんだろうか？

そんな事を思っていたある日

「お父さん！　戦いたい！　今戦いたい！」
唐突だな。



せっかく進化して強くなったナッシー。
戦わせてみたくなるのは、よく分かるんです。
良く分かるんですが……

ナッシーは、まだ進化したばかり。
強化に使うアメもなく、CPも1200ちょっと……
戦うなんて無謀も良いところ。



（今でこそ、ジムリーダーや対人戦、ロケット団などありますが、当時は、戦うと言えばジム戦かレイド戦のみでした。）

星1のレイドなら何とかなるかな？
息子からスマホを借り受け（私のスマホなんですけどね）周辺の地図を確認します。
この位置から『付近のレイド』で見れるジムは一ヶ所だけ……こいっ！
『開催中のレイドはありません』
……左様ですか。



「う～ん、あとはジム戦しかないかなぁ、でもこのポケモン達じゃなぁ」
息子を見ると、いそいそとお出掛け用の上着を着込んでいます。
こういう時、早いよね……　本当に。

『息子が始めてジムバトルをしたときのお話』



そんな訳で、近所の公園までやってきました。
　いつもお世話になってます。

近所にあった、もうひとつジムは、今日に限って同じチームの色でした。
珍しい。いつも違う色なのに……

同色チームのポケモンに心の中でエールを贈りながら、この公園まで移動。
ここまで自宅を出てから20分
遠い……

残念ながら、ここにもレイドは居ませんでした。
ジム戦をするしかないようです。



もうマップを見なくてもポケストップとジムの場所を覚えている息子が、手早く３ヶ所から、アイテムを回収して戻ってきました。
「お父さん、準備できた？」

お父さんが、何の準備するの？
「ジムでお父さんと戦うんじゃないの？」
あぁ……そういう勘違いですか。


何かを伝えるって難しいですね。
そもそも、私のスマホは、今、息子が使っているのに、私は何で戦えばいいのでしょうか？
生身？
……断固、断る。

あらためて、ジムバトルとは何なのかを簡単に説明します。

「そっか！　他チームのポケモンを倒せば良いんだね！　」
概ね満点。
ちなみに、息子はいつの間にかチームを選んでいました。
ちょっとは相談して？
（偶然にも私の引退前と同色だったのですけど）

公園のジムは、幸いにも私たちとは違うチームのものでした。
この地域、最大勢力

地方あるあるですが、いつ見ても同じ色のジムがあります。
誰か公園に住んでるの？



さて、せっかく進化させた訳ですし、記念すべき（？）息子の初陣です。
勝てないまでも、良い試合をさせたい。
願わくば一匹くらい倒させたい。
　欲を言えば、ジム攻略させたい、と無茶な願うのは、親として仕方のないことですよね。

たまにある、捕まえたばかりのポケモン達で構成されたジムだと良いな。
先頭が『コラッタ　CP　86』
とか置いていくと、後続もそれにならうことが多いのですが、はたして。

普段なら、倒すのかわいそうだなとか何とか思うところですが、今日は容赦しません。
息子の為です。
許せ、コラッタ（仮想）



「あ！　お父さん、１匹しかいないよ！　このポケモンになら勝てそうだよ！！」
ジムを開いた息子が、歓喜の声を上げます。

やったな！息子！どれどれ？

『ハピナス　CP　2980』（CPはうろ覚えですが、3000弱だったはず）


あっ、だめなやつだ。
あと、息子。ハピナスさんに謝れ。

これは勝てないよと伝えても、
「だいじょうぶ！　がんばって育てたナッシーなら勝てるよ！」
とのこと。
いや、そんなキラキラした目で見ないで。



息子の意思が固そうなので、しぶしぶやり方を教えると、色々考えながら編成を練る息子。
現状、考える要素があんまり無いはずですが、この時間が楽しいのは、よく分かるので、しばらく待つことにします。

「出来た！　これなら勝てるっ！」
どこで覚えた、そんな負けフラグ？

息子の考えた編成がこちらです。

『ゼニガメ』
『ポッポ』
『キャタピー』
『キャタピー』
『コラッタ』
『ナッシー』



……トキワの森の虫取り少年か何かなのか？
（ポケットモンスター第1作の、最初の森で戦うポケモントレーナーです。
キャタピーやトランセルで戦いを挑んできます）

使いたいと言っていたナッシーを1番最後にしているあたりは、息子の性格が出ている気がします。

CPはゼニガメが50くらい
ナッシーが1200くらい。
他はその間となっています。

うん、無理……っていうか、ゼニガメぇ……


私の心配は物ともせず、息子はゼニガメを繰り出しました。

「いけぇ！ゼニガメ！」
息子は、もうノリノリです。
回りに人が少なくて良かった。



勢い良くボールから飛び出すゼニガメ！
ハピナスと対峙します！

息子のタップに合わせてゼニガメが泡を吐き出しました！
本当に微々たる量のHPを減らされたハピナスが、はたく攻撃！

一撃で倒されるゼニガメ
……うん、まぁ、そうでしょうね。
ごめんよゼニガメ、息子を止められなかったんだ。



ゼニガメが一撃で倒された事に驚愕する息子
「くそぅ！……弱点だったっ！」
違うよ？　
水タイプとノーマルタイプに有利不利はないよ？

次々とポケモンを繰り出していく息子。
圧倒的な力で、瞬く間に壊滅させていくハピナス。

ラスボス感、半端ねぇ……。


ついに最後の砦
長きに渡る努力の結晶
息子の中での最大戦力　
本日のメインイベント、ナッシーが登場しま……

ハピナス『はかいこーせーん』

何をすることも出来ず、一瞬で帰ってきたナッシー……
痛々しい……

息子の初陣は、（大方の予想通り）これ以上ない大惨敗でした。
6匹がかりで、ハピナスのHPを5mm削れたかどうか。



まぁ、ここまでは想定通りです。
問題は、呆然としている息子に何と声をかけようか……

「お父さん、おしかったよ！　あと、ちょっとだったのに！」

……何が？

どうやら、私と息子が見ている世界には、ずいぶんと大きな隔たりがあるみたいです。

「うん、残念だったね。　また強くなったら……」
「もう１回！」

「……え？」
「もう１回やろう！　次は勝てる気がするんだ！」
うん、絶対気のせいだと思うよ？

なけなしの回復アイテムで復活するポケモン達
（まじか……まだやるのか？）
そんな声が聞こえてきそうです。
ごめんよ、ポケモン達



ここで息子、重大な事実に気がつきました。
「あれ？　ハピナスのハート、減ってるよ？」

「あぁ、木の実で回復されない限りはさっき与えたダメージが残っているけど……」

「そうなんだ……じゃあ！諦めないで戦い続ければ、勝てるね！」
少年漫画の主人公か？

「いや、そうでもないんだよ。　回復アイテムが無くなったら終わ……」
「よ～し！勝つぞ～！」
いや、聞け？

１０分後
「お父さん！　元気のカケラが無くなった！　買って！」
「絶っ対、嫌だ」
こんな無駄な課金があってたまるか……



ジムでは、2割程度削られたハピナスが陽気に弾んでいます。
「わかった。じゃあ、ちょっと待ってて！　集めてくる！」
「いや、ちょっとで済むか！？　何時間かかるんだよ！？」
ぐずる息子を引き連れて、その日は、おとなしく（？）敗走したのでした。

読んで頂いてありがとうございます。
見事、ジムバトルで大敗を喫した息子。
大いにへこむかと思ったのですが、目標が出来て、益々やる気が出て来たようです。

その目標が打倒ハピナス！
ごめんよ、ハピナス、君は悪くないんだが。

次回は、タイプ相性について息子なりに勉強した時のお話を書こうと思います。

タイプ相性、皆さんは、どうやって覚えていますか？
息子の覚え方がちょっと独特だったので、ご紹介させていただきたいと思います。

次回も、よろしくお願い致します。